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.csl と .esn の変換

ウェットな実験を好むバイオ研究者にとって、論文執筆はかなり大きな苦行のひとつです。

(もちろん論文執筆なんか余裕 or 大好きって優秀な方もたくさんいらっしゃるかとは思いますが…)

そんな論文執筆において最も注意を払うのが Reference の管理です。自分はその労力を少しでも削減したくて、Mendeley による論文管理を行っています。

Mendeley の素晴らしいところは、無料で all-in-one な論文管理ができることですね。

もしお持ちでない方は、こちらの URL からダウンロードできます(高機能なフリーソフトなので個人的におススメです)。

画像引用: mendeley.com

最近は Zotero という Reference 管理用フリーソフトも普及しているようですが自分は使用したことがないので分かりません…。今度、暇を見つけてレビューしてみようかな。

画像引用: zotero.org

話を戻すと、Mendeley や Zotero を利用することで、投稿論文の原稿を書く際に、投稿先の Journal format に応じて自由に Reference を変更することができるようになります。

「Journal format に応じて Reference を変更する」言葉にすると簡単ですが、これを手作業で行うと、本文中の引用番号の変更、Reference list の順番変更、筆者名の変更 … etc. etc.

…といった、変更作業に膨大な時間を取られてしまうことになります。これは何も生み出さない、ただただ苦行の時間です。

このような作業を全て肩代わりしてくれるのが Mendeley や Zotero です。かの有名な Endnote でも同等の作業ができますが、これは有料ソフト(※高価)なので僕のような弱小研究者が使えるようなものではありません。

そんなわけで論文執筆の際には、投稿先の Journal の Reference format を Mendeley にインストールする必要があるのですが、そのファイルの拡張子が .csl です。

しかし、フリーソフトゆえの哀しさか、マイナーな Journal の場合には Reference format が公開されていません。

一方、Endnote の場合には、さすが高級ソフトだけに膨大な Journal の Reference format を網羅しており、Google で検索すれば大抵 Endnote 用の Reference format が引っかかってきます。この Endnote 用 Reference format の拡張子が .ens です。

なので、.csl が欲しくて Googel 検索したのに、検索で出てくるのは .ens ばかりという状況、往々に起こります。

素人考えだと、どちらの拡張子も Reference format なので簡単に変換できるだろうと思っちゃうのですが、実際はそうではないようです。

2020年3月時点で、.ens ⇔ .csl 変換ソフト(converter)なるものは存在していません(※自分が調べた限りは)。

海外の情報交換サイトによると、過去の訴訟問題が関与している可能性もあるようで、そうなると今後の公開も望み薄というところでしょうか…。

Mendeley ユーザーとしては今後の CSL ファイルの拡充に期待したいところです。